プロツアー京都2009はハイブリッドフォーマット
2 年ぶりにプロツアーが日本に帰ってきます。来シーズン開幕戦となるプロツアーは、冬の終わりに京都で開催――。
2008 年も半ばではありますが、プレミアイベント的に考えるとシーズンは終盤戦だったりします。ベルリン予選は今月で終わり、秋からは来シーズンの予選が始まるからです。
そういう時期ということで、2009 年のプロツアーについて公式発表がありました。来シーズンは 2 月末の京都を皮切りに、6 月頭にハワイのホノルル、10 月半ばにテキサスのオースティンとアメリカが続き、世界選手権は 11 月半ばにローマで開催されます。オースティンから世界選手権までは一ヶ月しかないんですね。
2004年世界選手権結果
[2004/09/06]

若干 15 歳のオランダの新鋭 Julien Nuijten が世界チャンピオンとルーキーの二タイトルを戴冠――。
アメリカ・サンフランシスコで五日間にわたって開催された世界選手権は 9/5 に大会最終日を迎え、個人戦・国別対抗戦それぞれの決勝が行われました。
我らが日本勢からは、昨年準優勝に輝いた岡本尋の弟子格で、熾烈な APAC レーティング枠争いに競り勝った小倉陵が最終日に進出。昨年師匠が逃してしまった世界チャンピオンの座をかけて、ゴブリンを武器に分の悪い決勝ラウンドの厳しい戦いへ挑みました。
準々決勝で緑白赤スライドを駆るマレーシアの Terry Soh とのアジア対決をフルセットのすえにこれを制した小倉は、準決勝でオランダ代表 Julien Nuijten 少年と対峙。ふたたび分の悪いエターナルスライドとの戦いを繰りひろげることになりました。試合はもつれて 2-2 のタイスコアで最終ゲームへ突入し…… Julien 少年が小倉を下して決勝へと進出しました。しかし、敗れたとはいえ小倉の最終成績は 3 位。胸を張って日本に帰るには十分過ぎる結果でしょう。
そして決勝戦。Julien Nuijten はルーキー資格保持者であり、対戦相手であるカナダの Aeo Paquette もまたルーキー資格保持者でした。世界選手権までドッグファイトを繰りひろげていたルーキーレースのライバルたちをはるか後方へ追いやった彼らは、世界最高峰のレース最終戦で「世界チャンピオン」「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」という二つのタイトルをかけた戦いへと挑みました。
そして。3-1 のゲームカウントで Aeo を下した Julien 少年が、あらたな世界チャンピオンとして、あらたなルーキーとして、歴史に自らの名を刻んだのでした。Julien がこの週末に手にした賞金総額は、52,356 ドルにも及んだとか。

残る個人戦争いがプレイヤー・オブ・ザ・イヤー。シーズン中に二度のプロツアーチャンピオンとなった Nicolai Herzog がほとんど手中に収めていたこのタイトルを奪取したのは、Gabriel Nassif でした。最後で失速してしまった Nico を尻目に、きっちり勝ち星を重ねた Gabriel は、みごとに最終日へ進出。獲得プロポイントで Nico を上回り、多額のファイトマネーと来シーズンの航空券をゲットしたのでした。

若い力が席巻した世界選手権の個人戦でしたが、団体戦もまた波乱に満ちたものでした。マジック史上において世界選手権団体戦といえばアメリカの指定席でしたが、2004 年の団体戦決勝にアメリカ代表の姿はありませんでした。そう、個人戦も含めて地元アメリカ勢の姿を最終日のフィールドに見かけることはなかったのです。ドイツ代表とベルギー代表で争われた 2004 年団体戦決勝は、ゲームカウント 2-1 で昨年涙を飲んだドイツ代表が制しました。我らが日本チームはわずかに手が届かずに 3 位。最終日まであと一歩でした。
世界中から終結した最高のプレイヤーたちによる五日間にわたる競演は終幕しました。そして、今日から次のシーズンが始まります。一年後、来年の世界選手権の舞台となるのは日本です。ホームで今度こそ「三度目の正直」ということわざよろしく日本人の晴れ姿を目にすることを願いつつ。
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プロツアーシアトル結果
[2004/07/12]

7/9〜11 に開催されたプロツアーシアトルで 107 チームの頂点に立ったのは、オランダのスタープレイヤーが名を連ねた Von Dutch (Jeroen Remie・Jelger Wiegersma・Kamiel Cornelissen)でした。
その彼らと決勝で死闘を繰りひろげたのは、日本人対決を征した www.shop-fireBall.com2 (岡本尋・池田剛・石田格)。世界最高峰のチームロチェスター司令塔・石田にとって、悲願であったプロツアー最終日。今回のチームメイトはいずれもプロツアーの最終日を経験している、いわば最強の僚友。もちろん胸に秘した思いは、プロツアーチャンピオンとなることであったのではないでしょうか。残念ながら接戦のすえ 2-1 で敗れてしまいましたが、それでもプロツアー準優勝です。あらたな戦績としてクレジットするには十分過ぎるものではないでしょうか。
そして、もう一つの日本チームが開幕 8 連勝というすばらしいパフォーマンスを魅せた S.A.I. (志村一郎・射場本正巳・有田隆一)。彼らの活躍によって国内のプレイヤーたちの関心をひきつけたのは間違いありませんでした。惜しくも準決勝での同郷対決で敗れてしまいましたが、グランプリチャンプを擁するも国際的には無名であった彼らの名は、一挙に知れ渡ることになったのではないでしょうか。レーティングによる世界選手権出場をにらんでいた志村にとっては、これでプロポイントによる世界選手権出場を確定させることができました。二人のチームメイトたちとしては、あと一勝が必要だったようですが……。
恒例となった日曜日のライブ中継は、映像の解像度も上がりカードが判別できるようになってかなりの好評っぷりでした。それゆえに中継から目を離すことができなかった人たちもいたようで。なかなか罪作りなイベントです。
ともあれ。チャンピオンの座は逃してしまいましたが、両チームのおかげでお祭り状態となった週末でした。おめでとう。そして、おつかれさま。
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プロツアーシアトル二日目結果
[2004/07/11]
日本から 2 チームが決勝日へ進出!
いままで日本にとって鬼門であったチーム戦のプロツアー。それも今日まででした。www.shop-fireBall.com2 (石田格・池田剛・岡本尋)が 2 位で、S.A.I. (志村一郎・有田隆一・射場本正巳)が 3 位で決勝ラウンド進出を決めました!
明日の準決勝は、日本人 6 人が一堂に会してドラフトをするわけで、決勝のイスのうち、3 つは日本人のために用意された枠ということになりますね。
もしかしたら。
われわれは、また日本人のプロツアーチャンピオンが生まれる瞬間に立ち会えるのかもしれません。3 人ものチャンピオンの誕生に。
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プロツアーシアトル初日結果
[2004/07/10]
日本チーム S.A.I. が単独首位――。
ウィザーズ社の本拠地シアトルで開催されているプロツアーシアトルのフォーマットは、今シーズン二度目のチームリミテッド。初日は 6 回戦のチームシールド戦で行われ、4-2 したチームが土曜日へと駒を進めることができます。
初日 6 回戦を終えて、全勝で明日のチームロチェスタードラフトへ折りかえすことができたチームは S.A.I. (志村一郎・有田隆一・射場本正巳)ただ一つでした。明日は 5 回戦のドラフトを経て、上位 4 チームが栄えある日曜日の決勝ラウンドへ進出することができます。彼らだけが全勝という時点で、ライバルたちより一歩抜きんでることに成功しているわけで……わずかながらもアドバンテージを得ていると言っていいでしょう。
彼らのほかには、www.shop-fireBall.com2 (石田格・池田剛・岡本尋)が 5-1 で 7 位通過、T.O.L. = N. oka (藤田剛史・藤田修・森田雅彦)が 4-2 で 24 位通過を果たしています。彼らの明日のロチェスタードラフトでの健闘を期待しましょう。
ところで、本命たるチームがいくつも初日落ちしているのもまた、シールド戦ゆえの結末といえるでしょう。本命中の本命たる Phoenix Foundation (Dirk Baberowski, Kai Budde, Marco Blume)、対抗 Team Burkas (Nicolai Herzog, Tuomo Nieminen, Anton Jonsson)。彼らのようなリミテッド巧者でさえ、あと一勝が届かない。彼らが味わったであろうジレンマは、その場で開封したパックだけを使うシールド戦ならではというところでしょうか。
- Live Coverage of 2004 Pro Tour Seattle (MagicTheGathering.Com)
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