イニストラード 色別レビュー:赤 Part 2

どうも、ミラクるんよりライバるん派、ゆりにーです。るみるみはタフ 5 だからノーチャンスらしいです。何のことでしょうか。先日お届けしました LMC 的 ISD レビュー・赤・構築編に引き続き、リミテッド編でございます。前回と同じくまずは点数表から。
点数 | 基準 |
---|---|
10 | 神カード。見たら取るべし。確定初手。 |
9 | 爆弾カード。これ 1 枚でゲームに勝てるようなカード。初手~2 手目。 |
8 | かなり優秀なカード。流れてきてもおかしくないが、初手でも問題ないレベル。初手~3 手目。 |
7 | 優良カード。ぜひデッキに入れたいレベル。2~4 手目。 |
6 | 普通にデッキに入るくらいのカード。3~6 手目。 |
5 | ぎりぎりデッキに入るぐらいのカード。5~8 手目。 |
4 | できればデッキに入れたくないようなのカード。枚数が足りないときに仕方なく使うレベル。または特殊な条件でのみ使用するカード。7~9 手目。 |
3 | サイドボード要員。基本はデッキに入らない。10~12 手目。 |
2 | よほどのことがない限りデッキに入れることはないカード。12~14 手目。 |
1 | 何をしてもデッキに入らないレベル。ほぼ 14 手目。 |
点数 | 基準 |
---|---|
10 | 《小悪魔の遊び》 |
10 | 《災火のドラゴン》 |
9 | 《冒涜の行動》 |
9 | 《護符破りの小悪魔》 |
8 | 《硫黄の流弾》 |
8 | 《クルーインの無法者》/《クルーイン峡の恐怖》 |
8 | 《スカースダグの信者》 |
8 | 《ファルケンラスの匪賊》 |
8 | 《扇動する集団》/《野生の血の群れ》 |
7 | 《轟く激震》 |
7 | 《ガイアー岬の災い魔》 |
7 | 《燃え投げの小悪魔》 |
7 | 《灰口の猟犬》 |
7 | 《うろつく餌食の呪い》 |
7 | 《ケッシグの狼》 |
7 | 《自堕落な後継者》 |
7 | 《ハンウィアーの砦守り》/《ハンウィアーの災い》 |
6 | 《収穫の火》 |
6 | 《苛まれし最下層民》/《猛り狂う狼男》 |
6 | 《憤怒を投げる者》 |
6 | 《夜鳥の手中》 |
6 | 《無謀な浮浪者》/《無慈悲な捕食者》 |
6 | 《夜の歓楽者》 |
6 | 《暴動の小悪魔》 |
6 | 《交差路の吸血鬼》 |
6 | 《残忍な峰狼》 |
5 | 《血に狂った新生子》 |
5 | 《地獄の口の中》 |
5 | 《裏切りの血》 |
5 | 《異教徒の罰》 |
5 | 《村の鉄鍛冶》/《鉄牙》 |
4 | 《吸血鬼の怒り》 |
4 | 《貫かれた心臓の呪い》 |
4 | 《古えの遺恨》 |
4 | 《捨て身の狂乱》 |
4 | 《噛み傷への興奮》 |
4 | 《燃え立つ復讐》 |
4 | 《流城の貴族》 |
3 | 《夜毎の狩りの呪い》 |
3 | 《霊炎》 |
2 | 《炎の中の過去》 |
2 | 《業火への突入》 |

今回の赤のボムレアは《小悪魔の遊び》。毎度収録される《猛火》系カード。イニストラードのキーワードであるフラッシュバックが付きました。露骨に強いです。

続いて《災火のドラゴン》。コレもお馴染み大型ドラゴン。ダメージが通ったらだいたい勝ちって書いてあります。神話レアなので遭遇率は低そうですが、対処する側はたまったものではありません。

ランダムながら墓地からインスタントかソーサリーを回収し、アドバンテージが取れる。さらに唱えればパンプアップと至れり尽くせり。

全体除去枠。戦場にクリーチャーが多ければ多いほど軽くなるので、できるだけ引きつけて打ちたいですね。

この環境の基本除去。陰鬱で大型クリーチャーも除去しやすくなっています。相討ちでギリギリライフが残っても、コレでやられる場面は多そうです。文句なしに赤のトップコモンでしょう。

素のスペックは赤のクリーチャーにしては合格点。変身すると強力なクロックに。二段攻撃かつ 2 体以上にしかブロックされないのは流石レア、といった感じでしょうか。

クリーチャーを《ショック》に変換する砲台。能動的に陰鬱を達成できるのがポイント。

飛行と速攻により奇襲性が高い。一度攻撃が通ってしまうと、対処が難しい。2 個ずつ増えるとかマジキチ。

主に裏面になったら殴りに行く運用になるでしょうか。攻撃時 8/5 はすぐに対処できなければ負け。

フラッシュバックにより再利用可能な全体除去。飛行が落ちないのでもっと低くしてもてもいいかも。

劣勢だと大きくなるクリーチャー。攻勢時でも赤のクリーチャーとして最低限のスペックを保っているのも Good。

これまた赤の中堅クリーチャー。死亡したら 3 点飛ばせるので、1:2 交換や大型と相討ちが取れる。ナイスコモン。

1 点だけ先制攻撃のような能力。タフネス 1 以下のブロックを許さず、タフネス 3 とも相討ちできるので、かなり攻めに行ける。

こちらのクリーチャーが全てスリス能力を得る。ぜひとも飛行と組み合わせて使いたい 1 枚。

先制攻撃を付加する能力で有利に戦闘を進められそう。

自分の吸血鬼へ更にスリス能力を付加。2 体並ぶと大変なことに。

普段は 1/5 と硬い守りですが、変身すると 5/5 毎ターン攻撃とかなりアグロなクリーチャーに。序盤はチキン野郎の如く守勢に回り、お互いに息切れしてきたら変身、みたいな使い方になるでしょう。

点数が不安定な除去。ある程度墓地が貯まらないと使えない、かつプレイヤーを対象にできないので、評価ダウン。

表面はバニラ。変身してもバニラ。存在感薄いですね \アッカリーン/

これが場にいると、相討ちしてもなぜかライフが減っていく。6 マナだがタフネスが 2 と低いので、あまり殴りにいけなさそうなのが難点。

ブロック制限系呪文。フラッシュバックで 2 回使えるので、うまくダメージレースを有利に運べそうです。

先手 1 ターン目に出せれば、そこそこの確率で変身できそう。頑張って変身させてもパワー 2 で止まってしまうのがなんとも悲しい。

《骨砕きの巨人》の亜種。相手が人間をコントロールしていると速攻を持つので、奇襲性あり。

バニラ。イニストラードはパワーよりタフネスが大きいクリーチャーが多く、盤面が膠着しやすいイメージ。

戦場に出たときの効果でブロック制限。うまく他の吸血鬼を通すのに使いたいですね。

《焦熱のヘルハウンド》枠。トランプルでチャンプブロックされにくいので安心。

アタックが通っているうちはいいですが、大型とお見合いしても突っ込んでしまうのがマイナス。いかにして 3 ターン目に通すかがポイントかと。

土地破壊はオマケ。さすがに除去として使うには重いのでこの点数。

ダブルシンボルになってトランプルも得るようになった《反逆の行動》。

恒久的な除去。点数が不確定かつリミテッドではライブラリー切れが心配。

赤のコモン狼男。いかに背面を維持できるかがポイントになるが、変身後もタフネス 1 はなんとも頼りない。

吸血鬼限定のコンバットトリック。

毎ターン 1 点。本殿のようにダメージが増えるわけではない。

装備品が多ければサイドインする感じで。

手札の枚数は増えるが、2 色要求、ランダムディスカードとリミテッドでは使いにくい。

+2/+2 毎ターン攻撃。うまく飛行持ちに付けてテンポをとりたい。青コモンにバウンスが多いのがマイナス点。

フラッシュバックすると 2 点飛ばすエンチャント。《炉の式典》と同じく条件を満たすカードのパワーが低いので使いにくい印象。《熟慮》など軽いフラッシュバック呪文をうまくかき集められるかがポイントかと。

人間にブロックされない。それ以外は 1 マナ 1/1 以上の仕事はしなさそう。アタックはあまり通らないものと考えたほうがよさそう。

相手にアタックを強制するエンチャント。できれば一方的に打ち取れる盤面を作ってから置きたいところ。

1 点ダメージ、フラッシュバック付き。さすがに 1 点では打つ対象が限られすぎ。それでも除去が弱いこの環境では使わざるを得ないかと。

唱えてもその後に墓地から使うマナがなさそう。

リミテッドではアドバンテージを失ってまでマナ加速する必要はないかと。
飛び抜けて強いカードは《小悪魔の遊び》、《災火のドラゴン》くらいですが、赤は中堅どころが充実している感触です。まだまだプレリリース前の点数付けなので、確実な保障はいたしません。
ローテーション時の新セット発売の時期は、無性にワクワクしますよね! 私もどんどんドラフトをして、新しいカードをゲットしていきたいです! なお、苦情要望はコメント欄か私の Twitter へお願いします!
今回も長ーくなってしまいましたが、コレにて MDN 的新セットレビュー赤編はおしまいです。みなさま、よいマジックライフを!!
編者から筆者を紹介します
本コラムを執筆してくれたゆりにー @juri_ny は、LMC では珍しいオールラウンダーなプレイヤーです。みんな大好きスタンダードはもちろん、リミテッドでバリバリカードを剥き、レガシーをたしなみ、統率者の新しいデッキを作ることに余念がありません。
くわえて、スタッフとしてもがんばってくれており、一人で LMC を切り盛りしてくれることも数多くあります。最近晴れて認定ジャッジになりました! これからの活躍も期待しています。
スタンダードのデッキ分布を調べてくれるのは、いつでも彼です。いつもありがとうございます。