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基本セット2012 色別レビュー:赤 Part 2 はてなブックマークに追加 livedoor クリップに追加

Written by ゆりにー
LMC Web Magazine

MAGIC DAILY NEWS をご覧のみなさま、こんにちは! ゆりにーと申します。奉公の為に長崎から異国の地パリへ……ではなく南東北のド田舎から大学進学で千葉へ出てきて早 5 年目になります(笑)

LMC の会場にいらっしゃったことがある方なら、見覚えがあるかもしれません。キャップ、黒縁メガネ、顎髭面をしてプレイヤー時々ジャッジをしている奴がいたら、それが私です。自己紹介は程々に、颯爽と本題へ移りましょう。

今回、天の声が降ってきて LMC 的 M12 レビューの赤編を担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

なんと言っても今回のセットの目玉と言えば、《ゴブリンの先達》と並んで『歴代最強の赤 1 マナ生物』の呼び声高き《渋面の溶岩使い》と、『残念じゃないチャンドラ』こと《炬火のチャンドラ》ですね!! まずは構築視点から新カードをピックアップして見てみましょう。

Grim Lavamancer

三田村さんの記事でも紹介されているように《渋面の溶岩使い》は赤系アグロのエースと成り得るクリーチャーであり、環境にも多大な影響を与えます。1/1 と貧弱なサイズですが、その墓地をリソースとした火力を飛ばす能力は非常に強力で、レガシーの RDW や Zoo などの赤系高速デッキに採用され、マーフォークやマナクリーチャーをはじめとする小粒な生物たちを「フハハ!まるでゴミのようだ!」と焼き払っている状況を見れば、カードパワーは一目瞭然。スタンダード環境ではもっぱら《獣相のシャーマン》などのウィニークリーチャーたちが標的になりそう。逆に考えれば、それらのデッキはこのカードに対処する手段をなにかしら用意しなくてはならない、ということを示しています。

赤単以外での私のオススメは上陸ボロスデッキでの採用です。火力呪文、赤単より多めのフェッチランドに加えて《戦隊の鷹》でどんどん墓地のリソースも供給され、ボロスの継続的なクロックを作る戦略に良くマッチしています。墓地が空になってしまった時はただの 1/1 クリーチャーになってしまいますが、《戦争と平和の剣》を装備させれば最低限の戦力になります。これら 2 点が赤単とは違う利点ですね。

M12 Boros
 4  ゴブリンの先達/Goblin Guide
 4  渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
 4  ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx
 4  戦隊の鷹/Squadron Hawk
 4  嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker
 1  オキシド峠の英雄/Hero of Oxid Ridge

21 Creatures 3 戦争と平和の剣/Sword of War and Peace 4 稲妻/Lightning Bolt 1 噴出の稲妻/Burst Lightning 3 四肢切断/Dismember 3 槌のコス/Koth of the Hammer
14 Spells 6 山/Mountain 5 平地/Plains 4 乾燥台地/Arid Mesa 4 湿地の干潟/Marsh Flats 4 沸騰する小湖/Scalding Tarn 2 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse
25 Land 60 Total Cards

0 Sideboard Cards
Chandra, the Firebrand

続いて、《炬火のチャンドラ》。まず目を引くのがマナコスト。シングルシンボルの 4 マナ。過去の 2 枚のチャンドラ(《チャンドラ・ナラー》《燃え立つチャンドラ》)と比べて軽くなり、能力も小回りが効くに変更されかなり使いやすくなりました。初のシングルシンボルのプレインズウォーカーで、いろんなデッキにタッチで使ってね!といわんばかりの親切設計。

そして肝心な能力ですが、《チャンドラ・ナラー》に土下座して謝るべき(まぁどちらも同一人物なのですが) +1 能力をメインに使い自身を守りつつ、-2 能力で呪文をコピーしていく使い方になるでしょう。しかし、現スタンダード環境にコピーして『オイシイ』呪文が少ないため、喜んで即採用できないのが実情。普通の呪文ではタダの重い《Fork》でしかなく、《テゼレットの計略》程度が採用ラインでしょうか。軽すぎてもおいしくない、重すぎても環境の速度についていけない、なんという二律背反。というか、中速デッキの大部分を否定するヴァラクートさんパネェっす。ギギギ、くやしいのぅ。《時間のねじれ》があれば即《紅蓮術士の昇天》デッキにセットで採用するのですが。個人的にはエクステンデッドで《残酷な根本原理》をコピーしたいです(笑)

逆に考えれば、重い呪文が許される環境なら直ぐにでも引く手あまたなはず。そう、統率者戦では、昔の強力呪文がコピーし放題。《時間のねじれ》なんて可愛いもので、《歯と爪》から巨大生物で制圧したり、いろいろ悪さできます。統率者が赤ならば取り敢えず入れておく、という感覚でよいのでは。

3 つ目の能力、いわゆる『最終奥義』は「最大 6 つまでの対象のプレイヤーか生物に 6 点」各種タイタンも除去できて盤面がスッキリするのですが、使ったら即勝ち!みたいな能力ではないので、それだけ要注意。6 つ貯まるまでボードをコントロールできてたら勝ってるだろ、というツッコミは甘んじて受けます。いやぁ、すいませーん。

そうなると、後述する『新☆相棒』こと《チャンドラのフェニックス》とのシナジーがどれだけ強力かに左右されそう。こればかりは未知数で、いろいろ試していくしかないですね。


Chandra's Phoenix

という前フリを受けて、次は《チャンドラのフェニックス》

3 マナ、2/2、飛行、速攻。こんな感じのカード、たしか以前にもありましたね。

Skyknight Legionnaire

そう、《空騎士の軍団兵》です。ラヴニカブロックのコモンで、ドラフトの赤白系デッキでは、これが何枚取れたかによって強さが決まったとか。コイツがレアになると上記に加えて「赤のスペルまたはプレインズウォーカーがダメージを与えると手札に戻る」という、なんともオイシイ能力が。最近のクリーチャーのインフレっぷりには慣れたつもりでしたが、初見では『なんじゃこりゃー!?』というなんのひねりもない言葉しか出ませんでした。分かりやすく強いですよね。見事なインフレーション。しかもご丁寧に、《ゾンビの横行》もちゃっかり再録されております。どう見ても一緒に使えと書いてあります。Inflation と Infestation のスペルが似てるのは何か裏があるのか?(いいえ、ありません)

Squee, Goblin Nabob
Fauna Shaman

そんな《チャンドラのフェニックス》の一番のセールスポイントである復活能力を活かすには、どのようにデッキを構築すればいいのか。旧エクステンデッドのワイルドゾンビの《ゴブリンの太守スクイー》のようにエンジンでグルグル循環させるのがパッと思いつくところ。《獣相のシャーマン》で捨てても Good。ただしシャーマン系デッキは《復讐蔦》のために赤の非生物呪文が削られる傾向にあるのが悩ましい。うーん……。《罰する火》《燃え柳の木立ち》エンジンなら無限回収が楽にできるんだけど……。あまり相方が強すぎるのも最近禁止になった某クリーチャーの二の舞になりかねないので考えものですね(本人は悪くないのに……)。

別にエンジンを必死に考えずに、そのまま赤単に入れても十分強い。特にミラーマッチでは一枚でも多く有効牌を引いた物勝ちなので、復活能力は重要。《焼尽の猛火》で除去しつつ回収とか脳汁出まくりんぐですね!

M12 Burning Red
 4  ゴブリンの先達/Goblin Guide
 4  渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer
 4  チャンドラのフェニックス/Chandra's Phoenix

12 Creatures 4 燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage 4 噴出の稲妻/Burst Lightning 4 稲妻/Lightning Bolt 4 火葬/Incinerate 4 焼尽の猛火/Searing Blaze 4 槌のコス/Koth of the Hammer
24 Spells 12 山/Mountain 4 乾燥台地/Arid Mesa 4 沸騰する小湖/Scalding Tarn 4 ぐらつく峰/Teetering Peaks
24 Land 60 Total Cards

0 Sideboard Cards
Stormblood Berserker

最後に紹介するのは前述のサンプルレシピにも採用されている《嵐血の狂戦士》。コレも似たよーなカード、ありましたねぇ。

Skarrgan Pit-Skulk

能力やマナコストは多少違いますが、狂喜とブロック制限による擬似回避能力を持っています。赤のクリーチャーによるレギュラー争奪戦は予想より厳しかった。《渋面の溶岩使い》の他にこんな生物がいるなんて……。1 マナは《ゴブリンの先達》《渋面の溶岩使い》でほぼ決まりですが、2 マナ域で熾烈な争いが勃発中。

Plated Geopede
Ember Hauler
Kargan Dragonlord

世はまさに、大戦国時代……。そんな血で血を洗う戦いに颯爽登場したのが《嵐血の狂戦士》《板金鎧の土百足》ほどの爆発力はありませんが、後続の土地が詰まっても 3 点のクロックを刻めるのが利点。擬似回避能力によってヴァラクートの《草茂る胸壁》も華麗にスルー。実に頼もしい。ただし狂喜しないとただの 1/1。しっかりと 1 マナクリーチャーでサポートしてあげましょう。

ちなみに、《板金鎧の土百足》《嵐血の狂戦士》《燃えさし運び》《カルガの竜王》の順で爆発力があり、逆順で安定性(というかマナフラッドを含む引きムラへの耐性ですね)があります。どれを採用するかは環境次第、といったところでしょう。


以上、スタンダードで活躍しそうな新カードの考察をピックアップしてお送りしてみました。こういった記事を書くのはまだ不慣れで読みにくい部分もあったかもしれませんが、楽しんでいただけましたでしょうか。私自身はあまり赤という色を好んで使用していませんでしたが、新環境の赤はそんな私でも「赤単を使ってみよう!むしろ使いたい!」と思わせるほど、魅力的なカードがたくさんあります。日本選手権まで時間が残りわずかですが、少しでもみなさんが自信を持って使えるデッキができることを祈りつつ、今回は締めさせていただいきます。

後編はリミテッド視点からお送りする予定です。もしかしたら渡辺プロの公式記事の方が早いかもしれません(笑) なんとか先を越されないように頑張って書かせていただきますので、よろしくお願いいたします。

それではまた!


編者から筆者を紹介します

本コラムを執筆してくれたゆりにー @juri_ny は、LMC では珍しいオールラウンダーなプレイヤーです。みんな大好きスタンダードはもちろん、リミテッドでバリバリカードを剥き、レガシーをたしなみ、統率者の新しいデッキを作ることに余念がありません。

くわえて、スタッフとしてもがんばってくれており、一人で LMC を切り盛りしてくれることも数多くあります。近いうちに認定ジャッジとなることでしょう。きっと大丈夫。

スタンダードのデッキ分布を調べてくれるのは、いつでも彼です。いつもありがとうございます。

Posted by LMC Promoters, on 2011/07/15
Last update on 2011/07/15 02:36

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