LMC 代々木 218th ラウンド 7: 三田村和弥 vs 増野良輔
まず、ラウンド 5 とラウンド 6 でフィーチャーマッチが行われなかった理由からご説明しよう。
ラウンド 5 開始直前に、対戦表や結果登録用紙を印刷するプリンターがパンクし、急遽筆者が渋谷まで買い出しに行ってたのが一つ。もう一つは、午後から始まったレガシーが 45 名の参加者を集め、スタンダードの LMC と合わせて 131 名。さらにドラフトのみの参加者も集い、会場のキャパシティは限界に達していた。
そのため、フィーチャーエリアを一時閉鎖して、机と椅子を確保した、というのが真相だ。これは、主催者側からしても全く予想だにしなかった嬉しい悲鳴である。
と、いうわけで。フィーチャーエリアは既に撤去済みなのだが、全勝同士の 2 人が ID せずに真っ向勝負すると聞いて、急遽対戦テーブルにお邪魔して観戦記事を取らせていただいた。登場する 2 人はわりと説明不要だと思うので、追って決勝ラウンドで補足するとしよう。
Game 1
《茨森の模範》を《砕けた野望》、続く《野生語りのガラク》《傲慢な完全者》もカウンターと、増野が「何も通る気がしない」と泣きを入れるのも無理もない。三田村は《ジェイス・ベレレン》でハンドを回復させて、王者のマジックで言うところの「ニヤニヤしながらカウンター構える」状態に。
増野の攻撃も奇襲的な《羽毛覆い》でさばき、唯一《樹上の村》が増野のダメージソースとして居残るが、これだけでは足りない。
もはや増野の最後の希望となった《カメレオンの巨像》はカウンターを掻い潜るものの、返しの《残酷な根本原理》でいろいろなものと一緒に墓場行きになり、三田村が《復讐の亜神》で殴りかかり、さらに 2 枚目を公開すると、増野は苦悶の叫び声を上げながらカードを片付けた。
三田村 1-0 増野
Game 2
《レンの地の克服者》《樹上の村》に連続して《火葬》を浴びせ、《野生語りのガラク》は《謎めいた命令》。《狼骨のシャーマン》の族系も外れ続け、なかなかダメージソースが増えない。
《羽毛覆い》の影に怯えつつ、増野が全軍突撃をすると三田村はスルー。結局、先手後手の差を埋められないまま、勝敗は最終ゲームに持ち越された。
三田村 1-1 増野
Game 3
《ラノワールのエルフ》からスタートし、《茨森の模範》はカウンターされるものの《護民官の道探し》で黒マナを調達し、三田村の厄介な《羽毛覆い》を除去。その後も 2 枚の《樹上の村》と《変わり谷》、さらに 2 枚の《傲慢な完全者》と完全にビートダウンモードの増野に対し、三田村は動きなし。
おや、三田村の様子が……、ギャラリーの誰もが思い始めた刹那。
三田村 「カウンターと土地じゃ無理!」
と、力強くカードを畳んだ。あまりこういうシーンで力強いプレイヤーはいないが、本当に力強く畳んだ。スイスラウンド全勝は、増野だ!
三田村 1-2 増野
Final Result:増野良輔が全勝で決勝ラウンドへ進出!
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