LMC 代々木 218th ラウンド 4: 菅谷裕信 vs 五十嵐淳

GP マニラ王者、の栄光からそろそろ月日が経とうとしている。次なるタイトルを掴むため、この春は GP シンガポールへ遠征するなど、今年も国内に止まらずに「戦う社会人」ぶりを発揮している。
その菅谷。日本選手権の権利は、その GP マニラのプロポイントで獲得しており、調整のための参戦。デッキは筆者と前日まで迷走した結果、使い慣れた白単キスキンで、同キャラ対戦となった五十嵐と 4 連勝をかけてマッチアップする。
Game 1
菅谷は《運命の大立者》から立ち上がるが、どうも様子がおかしい。一方の五十嵐も、マリガン後から様子がおかしい。2 人とも土地が《平地》と《変わり谷》、2 枚目の白マナを引き当てられないでいた。
先に白白を調達したのは五十嵐。《メドウグレインの騎士》《幽体の行列》《黄金のたてがみのアジャニ》と巻き返し、3 体の《運命の大立者》を並べた「だけ」の菅谷をスピードで圧倒。
菅谷も一応《流刑への道》を自らの《運命の大立者》に打ち込んで白マナを強引に手に入れたものの、時すでに遅し、であった。
菅谷 0-1 五十嵐
Game 2
今度はしっかり白マナを引き当て、《運命の大立者》2 枚から《栄光の頌歌》と理想的な展開。五十嵐は《白蘭の騎士》経由の《神の怒り》で捌き、菅谷はこれでクリーチャー展開がストップ。
五十嵐は土地が 4 枚で止まるも、《幽体の行列》の連打に加えて菅谷が《雲山羊のレインジャー》を引き当てると即座に《神の怒り》。《黄金のたてがみのアジャニ》と《変わり谷》で反撃するも、物量差が改善しない。
五十嵐は、あと 1 枚土地が引ければ《目覚ましヒバリ》で万全だったが、ただ 1 枚だけ、どうしても浴びてはいけないカードがあった。
それを見事引き当てた菅谷。
菅谷 「《神の怒り》」
菅谷 1-1 五十嵐
Game 3
土地が 2 枚で止まっているものの、《ゴールドメドウの重鎮》から 2 枚の《皺だらけの主》と重厚な攻め。菅谷も重鎮から《風立ての高地》を経由して《幽体の行列》をプレイしており、トークンで《皺だらけの主》の 1 体を全力ブロックで倒し、《運命の大立者》《皺だらけの主》を追加。
お互い《メドウグレインの騎士》が睨みを利かせる中、五十嵐は 3 枚目の土地に到達。菅谷は 3 体アタックを仕掛けられる状態で《風立ての高地》をどうプランニングするか、思考をフル回転させる。
が、秘匿したカードは《皺だらけの主》と若干パワー不足か。この戦闘い加わったもう 1 枚の《皺だらけの主》を失い、さらに《風立ての高地》を置いて次の攻撃に備えるが、五十嵐の後続は《栄光の頌歌》《皺だらけの主》と、強化カード祭り。

高橋純也も注目のマッチアップ
菅谷は秘匿とハンドから合わせて《幽体の行列》を連発してブロッカー兼アタッカーを調達し、さらに《風立ての高地》を置く。都合、4 枚の秘匿から《雲山羊のレインジャー》《栄光の頌歌》と、絶望的だった場から見事に復活。ライフレースでは「強化《メドウグレインの騎士》」を 2 枚コントロールしいていることで、五十嵐が大きくリードしているが、ともかくこれでボードは完全に五分になった。
菅谷は、五十嵐の攻撃を捌いた返しに全軍攻撃。この攻撃では五十嵐を倒せず、返しで菅谷は敗れることから、もうお互い《神の怒り》のサインである事を了承済みの苦笑。
注文通りに大ダメージを叩き込んだ後に《神の怒り》をプレイし、五十嵐が《メドウグレインの騎士》のみで返すのに対し、菅谷は《雲山羊のレインジャー》。しかし五十嵐は《目覚ましヒバリ》を引き当てており、このまま一気にはいかない。《風立ての高地》でアドバンテージを得ていたはずの菅谷だったが、それ以上に五十嵐のトップデッキが強い。
結局、五十嵐のヒバリによるアドバンテージに《静月の騎兵》と《栄光の頌歌》、さらに引き当てた《幽体の行列》により、菅谷は《神の怒り》トップデッキ縛りとなり、それは果たされなかったのだった。
菅谷 1-2 五十嵐
Final Result:五十嵐淳 Wins!
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