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LMC163における退場処分および入場お断り処分の経緯について はてなブックマークに追加 livedoor クリップに追加

Lunatic Moon Convention

先日開催しました LMC163 におきまして、あるプレイヤーの方にご退場いただきました。また、今後私の管轄するすべてのトーナメントへの参加をお断りいたしました。

特にマジックのルールに則ってご退場いただいたわけではなく、主催者としての独断です。あえてマジック的な判断を下さねばならないとしたら、《非紳士的行為―重度》ならびに《非紳士的行為―攻撃的行為》による失格といったところでしょうか。

長いこと LMC を運営しておりますが、いわゆる「出禁」という対応を取ったことは、初めてのことです。こんなことをしなければならない、そういう判断をしなければならなかった私の切なさは、文章で表せるものではありません。

しかし、そういう判断に至った経緯については、ここで公表することにしました。当日参加されていたプレイヤーへの事後説明と、今後 LMC に参加されるみなさまの反面教師にしていただければ、と思います。

実際に起こったこと

当日は K 氏が LMC のヘッドジャッジを担当しており、彼がメインで取り仕切っておりました。私はフロアジャッジ兼スコアキーパー兼主催者という立場です。また、同じフロアでは同時に日本選手権予選が開催されており、私は両方のフロアジャッジを担当していました。

第 2 ラウンドが進行して、十数分が過ぎたころでしょうか。LMC のエリアから怒声が聞こえたのは。およそマジックのトーナメント進行中に聞くような類の怒声ではなく、私は気になって LMC のエリアへと様子を見に行きました。私が様子を見に行ったときは、既にヘッドジャッジである K 氏が注意をしていました。

怒声を発したプレイヤー(A 氏とします)は、《光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace》をプレイした際に、手札からエルフを見せることなく、《宮殿》からマナを出して別のカードをプレイしたようです。そのことに対して対戦相手が「エルフを見せていただけませんか?」と要望したところ、怒声を浴びせながらエルフを提示した、というものでした。

果たして A 氏は、ヘッドジャッジの注意に対して反省することなく、腐り、怒鳴りちらしています。よほど手札が悪かったのかもしれませんが、それは私のあずかり知らぬ話です。私は LMC の主催者として、こんな態度のプレイヤーをのさばらせたままにするわけにはいきませんでした。

ヘッドジャッジを差し置いて、プレイヤーに直接口を出し、判断を下す、ということについて、ルールに詳しい立場の方々からは、もしかしたらお叱りを受けるかもしれないことは重々承知しています。しかし、私はトーナメントの主催者であり、会場責任者です。ヘッドジャッジが是と判断したことについても(もちろん、彼は是と判断したわけではないですが、私を差し置いて失格処分は出せなかったそうです)、最終責任者として判断を下すべきだろうと考えています。また、未成年の参加者に対しては、お子様をお預かりしている以上、彼らの安全を確保しなければならない義務を負っています。

私は A 氏に対し、言動を改めることをお願いし、対戦相手に対して敬意をもって接するようお願いしました。また、それができない場合は、ご退場いただくという警告をしました。この警告をしている際に、隣でプレイしていたプレイヤーが A 氏に対して「おまえ帰れ」発言をしたため、そのプレイヤーに対しても「キミの発言もよくない」と注意をしました(彼は対戦終了後すぐに謝罪に来ました。うん、謝った方がいいよね)。

じゅうぶん注意を与えたのち、ゲームを再開していただきました。

次のラウンドに起こったこと

私の警告を受け入れているのか気になったため、ラウンドの最中、フロアを巡回しながら A 氏の様子をうかがっていました。前のラウンドにあったような罵声をあげるようなことはなく、淡々とプレイしているように見えました。

しかし、マッチ終了後、対戦相手に対して、やはり暴言を吐いて(いわゆる捨て台詞、ですね)いる姿が目に入りました。残念ながら、あまり理解していただけていないようでした。

このラウンドで A 氏の対戦相手だったプレイヤーが、スリップを提出する際に A 氏への苦情を私に伝えてきました。このプレイヤーは、日頃は温厚で感じのよい方で、こうした苦情をおっしゃる方ではなかったために、よけいに心痛がいたしました。

いつもは楽しくマジックをプレイされている方が、苦痛を感じなければならないなんて! 「プレイヤーのみなさんに一日楽しくマジックをプレイしててもらえる環境を提供する」ことを目指している私にとって、このクレームは真逆のプレイ環境を指していました。

こんな状況に、私は耐えられませんでした。

私が A 氏に伝えたこと

A 氏に「私が警告したことをご理解いただけなかったようですね」と指摘したうえで、次のように最後通牒いたしました。

「対戦相手に敬意を示せないプレイヤーには、LMC でプレイして欲しくありません。あなたの言動は、私たちが大事にしてきた LMC と、LMC を楽しみにしてくれているプレイヤーの気持ちを土足で踏みにじっています。もうこれ以上、あなたにこの会場でプレイをして欲しくありません」

「オレからマジックを取り上げるのか!」

「別にあなたからマジックやカードを取り上げようなんて思っていませんが、あなたが今日、この会場でプレイを続けることはお断りする、と申し上げております。地元のショップでプレイされるなり、東京や神奈川のトーナメントでプレイされるなり、ご自由にしていただければと思います」

「オレはちょっときつく言っただけだ!」

「多少言動が悪いくらいで文句言うなとあなたはお考えかもしれませんが、私からしたらとんでもない。あなたは、私が大事にしているものを真っ向から否定されている。私の考えが受け入れられないならけっこう。もう私の運営するトーナメントには、ご参加をお断りするだけです」

LMC のいいところを一つあげるとすれば、たとえ相手が小学生だとしても、丁寧な言動で対戦相手を務めるプレイヤーがほとんどであることだと思います。多少生意気なことをいう学生に「そういう態度はよくない」ときちんと苦言を労す大人がいることだと思います。プレイマナーがいい、といっても差し支えありません。小中学生では本来接することができないような年齢差の、遊び相手ができるかもしれない環境を提供すること。それが LMC の目指すところです。

私のこの発言は、先日公開しました対戦動画とは真逆を行っていますが……実際に LMC に参加されている方なら、私が目指しているものを感じていただけていることでしょう。

あの対戦動画で対戦している二人とギャラリーの態度が少々えげつないのは、日頃寝食を共にしている友人同士という、気のおけない間柄だからです。

A 氏を反面教師として

私はなにも対戦中に敬語を使え、と言っているのではありません。

対戦相手はコンピュータではなく、現実の人間であり、目の前に座っているのです。相手もあなたと同じように、マジックが好きで、ゲームを楽しみに来ている仲間なんです。どうせゲームをプレイするなら、楽しく過ごした方が気持ちよくないですか?

楽しくプレイするために、人として最低限の礼儀くらいは持ち合わせて欲しいなあ、と LMC の主催者としては思うのです。それが、LMC に遊びに来てくださっているプレイヤーのみなさまに楽しんでいただくためには大事なことかな、と思います。

LMC は、私一人で運営しているわけではありません。私と、私を助けてくださるスタッフ諸氏と、なにより LMC で遊んでくださっているみなさまのご協力があって、今の LMC が存在しているんです。

これからも、LMC で楽しく、真剣に、マジックをプレイしていただけたらなあと思います。そのために、私も、スタッフたちも、真剣にイベントに取り組んでいきます。

これからも LMC をごひいきいただければ幸いです。

Posted by miyaken, on 2008/06/07
Last update on 2010/01/09 20:09

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