LMC79 Round 5: 藤平太朗 vs 向後俊秀
Game 1:
決勝ラウンド進出を賭けた大事な一戦。果たして軍配はどちらに上がるのか。
先手は藤平。後手の向後はマリガンスタートだったものの《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》で攻撃し、《獣群の呼び声/Call of the Herd》とまずまずの立ち上がり。
次のターン、象トークンと《渋面の溶岩使い》で攻撃を仕掛けるも、そこは《一瞬の平和/Moment's Peace》でライフを守る藤平。ならばと《獣群の呼び声》をフラッシュバックし、さらなる脅威を追加する向後であったが、藤平も《一瞬の平和》フラッシュバックで耐えしのぐ。満を持してプレイされた《神の怒り/Wrath of God》によって、互いの場がリセットされる。
クリーチャーがダメならスペルがあるさとばかりに《激発/Violent Eruption》を藤平へと叩き込むも、そこは《対抗呪文/Counterspell》であっさりと。二の矢もダメなら三の矢で。青マナが寝ているうちに《渋面の溶岩使い》を召還し《象の導き/Elephant Guide》をエンチャント。次ターンには果敢に突撃して藤平のライフは 13 へ。さらに《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》を戦線へ追加してターンは藤平へ。
何かに祈るようにカードを引く藤平であるが、まだ引き当てていない。そろそろ盤面の生物たちは致死量に達する。そろそろ、ヤバいぞ。土地を伸ばして向後へターンを返す。
何もないなら。《渋面の溶岩使い》と《幻影のケンタウロス》で攻撃を。いやいや、まだまだ。《狡猾な願い/Cunning Wish》で《一瞬の平和》を持ってきて即打ちする藤平。またもやダメージは通らない。そして次のターンも。このままだとクリーチャーたちを無駄死にさせないために。第二メインフェーズにあらたな《象の導き》を《幻影のケンタウロス》へ。
続く藤平のターン。ドローで一瞬。ほんの一瞬手が止まった。「やった!」という心の喝采が聞こえたかのようだった。ようやく引き当てた《ミラーリ/Mirari》が場へ送り出された。
もはや一国の猶予もならない。とりあえず生物で殴り、《一瞬の平和》をフラッシュバックさせる。さっさとケリをつけよう。
だが。続く攻撃は《狡猾な願い》で《狡猾な願い》と《翼の破片/Wing Shards》を持ってきて、ストーム 2 の《翼の破片》で 2 体のクリーチャーは亜空間へ。象トークンが戦場へ。
その象トークン 2 体は、返すターンに《神の怒り》でお亡くなり。《幻影のケンタウロス》 2 号機を追加するものの、すでに《狡猾な願い》エンジンを手にしている藤平は、あらたなインスタントとしてサイドボードから《新たな信仰/Renewed Faith》を入手。
向後「投了していいスか?」
藤平 1-0 向後
Game 2:
向後先手だが、またもやマリガン発進となる向後。《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》セットから即起動で《山》を持ってきて終了。対する藤平は《クローサの境界/Krosan Verge》から。
ふたたび《樹木茂る山麓》から今度は《森》を展開し、《野生の雑種犬/Wild Mongrel》。続いて《獣群の呼び声》と順調だ。
《雑種犬》と象に攻撃されて、藤平のライフが 13 へと落ち込んだ向後のターン終了時に、ようやくファーストアクションを起こした藤平。《クローサの境界》を起動して《平地》と《森》を持ってくる。これが 4 マナ目だ。すわ《神の怒り》か?……土地を置くのみでターン終了だった。
ふたたび向後が象と犬で攻撃。藤平は《一瞬の平和》を、向後はサイドカードの《鋭い痛み/Flaring Pain》で対抗する。……が《記憶の欠落/Memory Lapse》でちょっと待ったコールが。このターンはダメージを与えられない。《炎の稲妻/Firebolt》を本体に打ちこみ、ライフは 13→11 へ。
自分のターンには何もできない藤平は、向後のアップキープに《一瞬の平和》を打つ。……なぜ? それに呼応して、なぜかアタックせずにターンを返す向後。……なぜ? 今のドローはさっきの《鋭い痛み》でしょ? うーむ。
ようやく仕掛けを。藤平は変異を出してターンを返す。不気味に残る青マナが二つ。
ならば。象と犬で攻撃を。両者ともスルーされたのを確認して、犬を 3 回起動し、8 点ダメージをスタックへ。たとえカウンターがあっても、問題ない。ダメージはそのまま与えられた。
残った変異は《蛮族のリング/Barbarian Ring》で倒して藤平へターンが戻る。
有効牌を持たない藤平にできることは、場を片付けることだけだった。
向後 1-1 藤平
Game 3:
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先手は藤平へ戻る。《孤立した砂州/Lonely Sandbar》をサイクリングしつつ、《島》、《島》と重ねて展開する藤平に対して、ファーストアクションが《野生の雑種犬》の向後。藤平が《平地》をセットして変異を出せば、向後は《激発》つき《雑種犬》で攻撃を加えてそれを屠る。
たまらず《神の怒り》で流しても、おかわりの《雑種犬》と《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》が。攻勢は止まらない。
かに見えた。
ここで無事 5 マナ目をそろえた藤平は《ミラーリの目覚め/Mirari's Wake》をプレイ。
6 枚の土地がアンタップしている藤平に対して、「兵士がいっぱい出ちゃうよなー」とか言いながら攻撃を加えた向後。「ですよねー」と《正義の命令/Decree of Justice》を X=9 でサイクリングして 9 体の兵士で迎え撃つ藤平。とりあえず 2 体を道連れにしたものの、残った 2/2 兵士が 7 体ではたまらない。
《ミラーリの目覚め》+《正義の命令》。2/2 兵士量産工場は強かった。
藤平 2-1 向後
Fujihira advance to Top 8 !
Katenaikamo... - Fujihira Taro / Lunatic Moon Convention 79th | |
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1 種蒔き時/Seedtime 1 クローサ流再利用/Krosan Reclamation 1 洞察のひらめき/Flash of Insight 1 一瞬の平和/Moment's Peace 1 天啓の光/Ray of Revelation 1 ねじれの光/Ray of Distortion 1 翼の破片/Wing Shards 1 堂々巡り/Circular Logic 3 賛美されし天使/Exalted Angel 3 獣群の呼び声/Call of the Herd |
Steroid - Kougo Toshihide / Lunatic Moon Convention 79th | |
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4 日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla 4 ラノワールのエルフ/Llanowar Elves 4 野生の雑種犬/Wild Mongrel 4 幻影のケンタウロス/Phantom Centaur 4 渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer |
3 波停機/Stabilizer 3 脅しつけ/Threaten 4 硫黄の渦/Sulfuric Vortex 2 ナントゥーコ自警団/Nantuko Vigilante 3 鋭い痛み/Flaring Pain |