Team QT Tips
[2003/07/02]
一週間ばかり多忙&闘病生活を理由にごぶさたしておりました。楽しみにされていた方には深くおわび申し上げます。
さて、先日プロツアーボストン東京一次予選のヘッドジャッジを担当しました。当日参加されたプレイヤーのみなさんには口頭で説明しましたが、東京一次予選より、チーム戦でのトーナメント進行について若干の変更がありました。今週末には東京二次&大阪予選が開催されますので、予選に参加されるその前に、変更点、注意点についてまとめておくことにします。
ミラディンプレリリース&グランプリ静岡日程
[2003/07/03]
暦の上ではこれから夏ですが、トーナメント主催者にとって気になるのは、一つ先のシーズンについて。かくいう私もその一人です。そして、今年の秋は本当に忙しくなります。
まず、世界選手権を終えて迎える新しいシーズンの頭。9/1 から構築フォーマットで第 8版 が使用可能となります。2 年間お世話になった第 7 版とはここでお別れです。
3 週間後の 9/20-21 は、新エキスパンション・ミラディンのプレリリーストーナメント。翌 10 月頭に発売となったミラディンは、10/20 から構築フォーマットに参入します。入れ替わりでオデッセイブロックが別れを告げることになります。
そして、ミラディン発売後から一ヶ月が経過した 11/8-9 が、グランプリ静岡です。今回は日程に余裕があるので、しっかり練習を積むことができそうですね。
ちなみに、私が関わっている関東最強決定戦という位置付けの Lord of Magic Championships ですが、今年は 10/18-19 に開催します。ミラディン先取りスタンダード。グランプリと日程が重ならなくて、まずはほっと一息――。
思い切ってリニューアルしました
[2003/07/04]
MAGIC DAILY NEWS が装い新たに再出発してから半年が経ちました。季節は夏。気分一新、気持ちもあらためてスカッと爽快すべく、サイトのリニューアルに踏み切ってみました。
今回のリニューアルの課題は、以前から不評が聞こえていた左右メニューバーの表示について改善すること。CSS がきちんと表示されないバグがいくつかのブラウザに残されているということで、そのあたりをなんとかすべく四苦八苦してみました。
以前よりは使い勝手が上がったと思われるメニューバー&リンク集ですが、いかがなものでしょうか?
ヨーロッパ選手権開催中
[2003/07/05]
三大大陸で壮絶な戦いを繰り広げた華やかな時代もいまや昔。唯一残っている大陸選手権であるヨーロッパ選手権が、環境ががらりと変わった今週末に開催されています。選手権のフォーマットは、日本選手権と同じくスタンダード、ロチェスタードラフトが入り混じった 3-7-4 変則スイスラウンド。今後はこの「ジグザグ・フォーマット」が主流になっていくのかもしれません。
日本時間の 5 日土曜日早朝までに初日 7 回戦が終了しており、フランスの Pierre Malherbaud が全勝で単独首位に立っています。とはいえ、このジグザグ・フォーマットでは、何が起きるかは、終わってみないとわかりません。明日以降も楽しみといえます。
Lunatic Moon Convention 78th Coverage
[2003/07/05]

7 月を迎えてスカージがトーナメントリーガルになった直後にオンスロートブロック構築。夏の LMC は裏技的に始まりました。
裏番組の PTQ ボストン東京二次もなんのその。地元のプレイヤーを中心に 22 人が集まり、スカージ入りの環境を楽しんでいました。明日の GPT には出ないんですよ、なんてうそぶくコたちばかり。それでも目新しい環境を楽しんでいるのは、構築戦の為せる技でしょうか。
高校の夏服を着こなして、すっかりさわやかクンに変身して会場に現れた猪野くんは、現在千葉県下で一二を争う構築レーティングを保持しています。レーティングを「守る」わけではなく、大会に出まくって維持するというのは、実力を伴っていないとできないこと。
今回は赤単ゴブリンデッキでその実力を十二分に発揮し、決勝ラウンドも危なげなく勝ち進んで、今シーズン二度目の優勝を決めました。「けっこうプレイテストしましたよ!」と語ってくれた猪野くんのデッキは、周囲のプレイヤーをうならせる内容でありました。
ヨーロッパ選手権結果
[2003/07/07]
ノルウェーの誇るトッププレイヤー Nicolai Herzog が、ずらりと立ち並んだ強豪たちをワームトークンでなぎ倒して、自身二度目の選手権チャンピオンとなり、ノルウェーにタイトルを取り戻すことに成功しました。Nicolai がもたらした結果は、スカージ後の全世界の環境に変化を与えることになるでしょう。
Nicolai と決勝で対峙したのは、初日全勝でそのままスイスラウンドトップで通過したフランスの Pierre Malherbaud。優勝こそ逃したものの、このトーナメントで一番輝いていたのは Pierre であったのかと感じさせるものがありました。そして、リアニメートとはかくも強力であったのか、とも。
次の大きなイベントは今週末に開催されるグランプリバンコクですが、欧州選手権の結果は、このグランプリにも少なからず影響を与えることになるでしょう。小さなところでは、地元のショップイベントでも。決勝には顔を出すことすらできなかったサイカトグ(とサイカトグ使いたち)に復権はあるのでしょうか……。
プロツアーボストン大阪予選結果
[2003/07/08]
Anan Go is Best Player 再び。大阪予選を制して $1,500 を獲得したのは、Anan Go is Best Player 2(藤田剛史・森田雅彦・中野圭貴)でした。プロツアーの権利自体は放棄したため、招待権は繰り下がって 2 位の Ayumi Gundan(東野将幸・藤田修・長岡崇之)が獲得しました。
プロツアーボストン東京二次予選結果
[2003/07/08]
30 チームが集まったプロツアーボストン東京二次予選で権利を手にしたのは、Takakuwa Akihiro is Bad Player (浅原晃・高桑祥広・熱田直央)でした*1。決勝戦で対戦相手チーム(石田格・百瀬和之・藤枝勇)がドロップしたため、みごと権利を獲得できたとのこと。
それにしても、最近この手の名前は流行っているのでしょうか? それとも阿南くんや高桑くんを売り込む手段?
*1 その後、チーム名を Nanto Goshasei に変更したとのこと。
オンライン報告サイトで不具合発生中
[2003/07/09]
ここ数日、オンライン報告サイトで不具合が出ています。サイトの URL が変更されたようなのですが、正直困りまくりで目も当てられません。困った困った。
公認トーナメントの試合結果は、DCI 本部に送付することでレーティングに反映されます。石器時代は手書きでトーナメント結果を作成していたものですが、人類の叡智・頭脳を使うことで、僕らは楽をすることを覚えました。パソコンを使って楽々ペアリング&結果報告書作成です。DCI Reporter が世に出現してからはホントに楽になりました。僕にいたっては手抜きの極致で、公認申請から結果報告まですべてオンラインで行なっています。だって楽だし。フォームで送信してメールを受信、DCIR で結果を報告してメールを受信。以上終了、みたいな。
その報告の段になって。DCIR からポチっとな、と結果を報告すると、しばらくして表示されるのはエラー画面。エラーメッセージを見ると「404 Not Found.」。いわゆるページが見つかりませんてヤツです。これじゃ報告できませんな。
DCIR に登録されたオンライン結果報告のサイトが移動になった。それはいい。最新版で対応すればいいわけだから。だがしかし、今使っているこの DCIR こそが最新版なわけで。おーい、オレはどーすればいいんだー。むしろウチの参加者の結果は?
まあ、慌てず騒がず最新版がリリースされるのを待てばいいのですけどね。僕と同じような悲しみを持った人が他にもいるそうなので、さらなる犠牲者を生む前にこっそり記事にしてみました。
ちなみに、DCIR で作成した結果ファイルを担当者にメールしつつ相談すれば、大会結果の報告に代えることができます。いつまでたっても URL 移動問題が片付かない場合は、主催者自身で対応するようにしてください。結果報告は公認大会主催者としての義務です。あなたのトーナメントを楽しみにやってきた参加者に対する責任はきちんと果たしましょう。
ヨーロッパ選手権デッキリスト
[2003/07/09]
先週末に開催されたヨーロッパ選手権は Nicolai Herzog の優勝で幕を閉じましたが、スタンダードラウンドで使用された 267 人分のデッキすべてが公開されました。
今後のトーナメント動向をうかがう上で、重要なリソースであり、分析が必要になるでしょう。どなたかチャレンジしませんか?
第8版カードリスト日本語完全版
[2003/07/09]
ロールアウトが無事終わり、日本語版カードリストとしてはいくつかの未訳カードの日本語名のアナウンスを待つのみだった第 8 版ですが、このほど発表となり無事カードリストが完成しました。
かなり前に発売された PC 用ゲームで使われていた日本語名は、そのまま採用されたようですね。
10thアニバーサリーフェス詳細
[2003/07/11]
夏休み終盤の 8/22-24 にパシフィコ横浜で開催されるグランプリ横浜。マジック 10 周年記念イベントの一環として行なわれるこのイベントは、「10th アニバーサリーフェス」と名付けられた文字通りのお祭り騒ぎなスケジュールで進行することが明らかになりました。
| イベント | 8/2 (金) | 8/23 (土) | 8/24 (日) |
|---|---|---|---|
| グランプリ横浜 (オンスロート・ブロック構築) | スイス 8〜9回戦 | 上位256名 スイス 8回戦 | 決勝シングル |
| ジュニア日本選手権 (スタンダード) | − | スイス 8〜9回戦 | 決勝シングル |
| 高校選手権決勝 (チームロチェスター) | − | − | シングル 4回戦 |
| アリーナリーグ (スタンダード) | − | − | 終日開催 |
| アマチュアオープントーナメント (スタンダード) | − | 当日受付 8:30-9:00 スイス 8〜9回戦 | 決勝シングル |
| プロツアーニューオリンズ予選 (オンスロート・ブロック構築) | 前日受付 17:00- | スイス 8〜9回戦 決勝シングル | − |
| トークショー (ランディー・ビューラー) | − | ○ | ○ |
| チャリティーオークション | − | − | ○ |
| アーティストサイン会 | ○ | ○ | ○ |
| ガンスリンガーコーナー | ○ | ○ | ○ |
| サイドトーナメント | ○ | ○ | ○ |
グランプリに出る人も出ない人も、招待イベントに出られる人もそうでない人も、横浜では 3 日間遊び倒すことができそうです。夏休みの宿題は早めに片付けて、楽しいイベントを心から満喫しましょう!
オンライン報告サイト復帰
[2003/07/12]
先週末に不具合が出ていたオンライン報告サイトですが、今週半ばより無事復帰したようです。私も遅ればせながら、先週の結果を本日無事に登録することができました。
週末にマシントラブルが発生すると、週明けまで復帰されないのはどこでもおなじみたいですね。
グランプリバンコク開催中
[2003/07/12]
アジアの夏の祭典で、世界でたった二つのスタンダードによるグランプリが、今年はタイのバンコクで開催されています。総勢 257 人のうち、日本からは大挙 14 人がグランプリバンコクに参加しています。5 回戦終了時点で、全勝には藤田修、森田雅彦、中野圭貴、藤田剛史の 4 人が残っており、彼らの活躍に期待できます。そして、このグランプリの結果は、この夏のメタゲームに大きな影響を与えることになるでしょう。
なお、日本から参加しているのは、以下の 14 人です。
- あさか かず
- 浅利浩三(東京)
- 石田格(東京)
- 射場本正巳(東京)
- 大澤拓也(東京)
- 斎藤友晴(東京)
- 浅原晃(神奈川)
- 三橋隆史(神奈川)
- 西野健太(神奈川)
- 藤田修(京都)
- 中野圭貴(大阪)
- 藤田剛史(大阪)
- 森田雅彦(大阪)
- 山田努(大阪)
初日 7 回戦を終了して、全勝は 4 人でした。日本勢からは、ダブル藤田がみごと全勝しており、明日のトップ 8 へ向けてすばらしいパフォーマンスを見せています。一敗ラインには、石田格、森田雅彦、中野圭貴が名を連ねており、今回の遠征組は応援しがいがありまくりです。ぜひともバンコクタイトルを日本へ持ち帰っていただきたいものですね。
プロツアーボストン名古屋予選結果
[2003/07/13]
関西組がバンコクへ旅立っていった後に残された名古屋で、プロツアーボストン名古屋予選が開催され、関東からの遠征組を含めた 47 チーム・141 人が、たった一つの枠をかけて熱戦を繰り広げました。
いくつかのチームにとっては、レーティングを上げることが予選通過への目標となっていたようで、3rdCMD (大塚高太郎、平林和哉、中島主税)が 4 連勝、No-Yaburon (丹羽崇、中村聡、鈴木健太)は 5 連勝しつつもドロップしていました。そのため、2 敗ラインにいるチームにも上位へ食い込むチャンスが廻ってきたようです。
こうしてスイスラウンド7回戦+準決勝のシールド戦を勝ち上がったのは、P.r.c(愛知:八木敬史・岩月芳文・黒田健太郎)と、Abyss-Niimi(愛知:大坪裕二・新美清晃・植田勝也)の両チーム。P.r.c が棄権したため、Abyss-Niimi がプロツアーへの権利をゲットしました。
5人の日本勢がTop 8へ進出
[2003/07/13]
異国の地で最高のパフォーマンスを見せたサムライたち。彼らの行く手に待ち受けるのは、同胞なり――。
現在タイのバンコクで開催されているグランプリバンコクで、森田雅彦、藤田剛史、石田格、山田努、藤田修の 5 人が決勝ラウンドへ進出しました。藤田剛史をのぞく 4 人は同じブロックに配されているため、壮絶な同郷対決が待ち受けているわけですが、裏を返せば必ず誰かが決勝まで勝ちあがるということ。藤田剛史も勝ちあがれば、異国の地で日本人同士の決勝戦が実現することになります。
決勝ラウンドに残ったのは、日本人プロプレイヤー 5 人と、アジアのアマチュアプレイヤー 3 人という組み合わせ。アマチュアプレイヤーたちにとっては、多大なアマチュア賞金がかかる勝負となっているわけです。藤田剛史が勝つか、アマチュアたちが決勝まで勝ちあがるか。
さあ、今晩は彼らの勝利を願って、日本から声援を送ろうではありませんか!
グランプリバンコク結果
[2003/07/14]
ゴブリン。ゴブリン。初日全勝がゴブリン、決勝戦までゴブリン。今大会の台風の目は Goblin Bidding でした。
メタゲームの最前線に立つことがなかったゴブリンたちは、スカージによって新たな仲間を得ることができました。格闘技の王国タイで異種格闘技戦に挑んだゴブリンたちは、ついに環境を支配したのでした。
ヨーロッパ選手権でお披露目されたゴブリンたちを手なずけた男が藤田剛史。藤田自身はもちろん、彼がデザインしたゴブリンデッキを駆った藤田修、山田努をも Top 8 へ送り込むことに成功したことで、彼のデッキ構築に関する評価はまた一つステージを上ることになったのです。
日本勢だらけのブロックを勝ち上がってきた石田格、アマチュアたちにプロの厳しさを身をもって体験させてきた藤田剛史。異国の地で行われたグランプリの決勝は、日本人同士が、彼らの言葉を介する人の存在しない舞台の上で繰り広げたのです。どちらが勝っても二冠となるこの戦いは、2-1 で藤田に軍配が上がり、今大会を席巻したデッキデザイナーである藤田剛史がグランプリチャンピオンに輝いたのでした。
石田との準決勝で敗れはしたものの、藤田修は日本選手権準優勝に続く好成績であり、8 月の世界選手権へ向けてよいステップアップになったのではないでしょうか。Congrats! Japanese Players!
グランプリデトロイト結果
[2003/07/14]
King of Extended がオンスロートブロック構築にも君臨! 構築フォーマットで類まれなる成績を残している Bob Maher が、赤白コントロールでグランプリデトロイトを制覇し、自身の経歴にあらたな一ページを追加しました。
決勝の相手は赤白スライドの Eugene Harvey。スカージ前は最強の呼び声が高かった赤白スライドですが、スカージによってもたらされた土地サイクリングによって、状況はやや変わってしまったようです。同系対決ともいえる決勝戦は「スライドなし」赤白コントロールである Bob Maher に軍配が上がっています。
オンスロート・ブロック構築におけるスカージ参入後初めてのプレミアイベントであったグランプリデトロイトは、今後のプロツアー予選シーズンと、夏休み最後に控えているグランプリ横浜へいくらかの影響を与えることになるでしょう。
グランプリ横浜トライアル名古屋結果
[2003/07/14]
7/13に開催されたグランプリ横浜トライアル名古屋は、ビーストを使った伊藤彰嗣(大阪)が優勝し、Bye 3 を獲得しました。
揺れる日本代表
[2003/07/16]
世界選手権には、日本選手権の上位 3 人が日本代表として、同 4 位が代表補欠として参加することができます。今年は、日本代表が大塚高太郎・藤田修・前川徹、補欠が田中久也となっています。
さて、風の噂で前川くんが参加しないという話を聞きました。この場合、日本代表はどうなってしまうのでしょうか? 日本代表は二人? いえいえ。世界選手権をエスケープする場合も、プロツアー予選同様に扱えるのです。
前川くんが本当に世界選手権へ行かないという場合、DCI トーナメントポリシーにしたがって文書で参加権利を放棄すれば、権利は 5 位のプレイヤーまで繰り下がります。そうすると、田中くんが代表選手となり、5 位の山本遥平くんが補欠となります。
ところが、世界選手権までは 3 週間くらいしかありません。放棄するならできるだけ早くしないと間に合わないかもしれません。行かないなら行かないという連絡をしておくことをお薦めします。
権利を取っても行けないことが明らかなみなさん。意思表示はお早めに。あなたのその一筆で、別の誰かがかわりに活躍してくれるかもしれませんよ。
プロツアーニューオリンズ予選日程
[2003/07/16]
2003/10/31〜11/2 に開催されるプロツアーニューオリンズの予選日程が発表になりました。フォーマットはオンスロート・ブロック構築です。全国 11 地区で 36 人がプロツアー本戦への権利を獲得することができます。
エントリー料金は 2,000 円。優勝者にプロツアーニューオリンズの参加権と、トラベルマネー $500 が与えられます。予選によっては、準優勝者にも権利が与えられます。
LMC79 Round 2: 高田隆太郎 vs 定廣雅史
Game 1:

常連の高田が持ちこんだのは、ステロイド。対するお久しぶりの定廣は、グランプリバンコクで森田雅彦が使っていた Justice Wake の完コピ。相性が悪いだけに先攻を取りたい高田に思惑通り先手が転がり込む。
高田は《山》セットから《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》。いまいち引きがついてこないのか、2 ターン目は《渋面の溶岩使い》で攻撃して土地を伸ばすだけ。脅威となる《野生の雑種犬/Wild Mongrel》が追加できたのは自身の 3 ターン目であった。
しかし、それ以上によろしくない定廣の展開。マナを伸ばし《新たな信仰/Renewed Faith》をサイクリングしてターンを返すのみであった。
高田は《野生の雑種犬》で攻撃し、《激発/Violent Eruption》をマッドネスし 7 点のダメージを叩き込む。用のなくなった墓地にあるカードは《渋面の溶岩使い》の火種となり、定廣のライフをガリガリと削っていく。
土地を 5 枚立たせたまま反撃をしてこない定廣に対して果敢に《雑種犬》で攻め立てる高田。相手のライフはあと 9 点だ。
ちょっと待て。まずはサイクリングだ。《正義の命令/Decree of Justice》をサイクリングして兵士トークンを 2 体戦場へ。こいつでブロックすることができれば、まだ生きているぞ、と。
だがしかし。
高田の手からは、2 枚目の《激発》が。兵士トークンをなぎ倒し、定廣のライフを 7 へ。残った 2 枚の手札も《雑種犬》に食わせる高田。もりもりと育つ凶暴な肉食犬。
肥大化した犬が定廣を噛み砕き、わずかに残されたライフも《渋面の溶岩使い》によって削り取られたのであった。
高田 1-0 定廣
LMC79 Round 5: 藤平太朗 vs 向後俊秀
Game 1:

決勝ラウンド進出を賭けた大事な一戦。果たして軍配はどちらに上がるのか。
先手は藤平。後手の向後はマリガンスタートだったものの《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》で攻撃し、《獣群の呼び声/Call of the Herd》とまずまずの立ち上がり。
次のターン、象トークンと《渋面の溶岩使い》で攻撃を仕掛けるも、そこは《一瞬の平和/Moment's Peace》でライフを守る藤平。ならばと《獣群の呼び声》をフラッシュバックし、さらなる脅威を追加する向後であったが、藤平も《一瞬の平和》フラッシュバックで耐えしのぐ。満を持してプレイされた《神の怒り/Wrath of God》によって、互いの場がリセットされる。
クリーチャーがダメならスペルがあるさとばかりに《激発/Violent Eruption》を藤平へと叩き込むも、そこは《対抗呪文/Counterspell》であっさりと。二の矢もダメなら三の矢で。青マナが寝ているうちに《渋面の溶岩使い》を召還し《象の導き/Elephant Guide》をエンチャント。次ターンには果敢に突撃して藤平のライフは 13 へ。さらに《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》を戦線へ追加してターンは藤平へ。
何かに祈るようにカードを引く藤平であるが、まだ引き当てていない。そろそろ盤面の生物たちは致死量に達する。そろそろ、ヤバいぞ。土地を伸ばして向後へターンを返す。
何もないなら。《渋面の溶岩使い》と《幻影のケンタウロス》で攻撃を。いやいや、まだまだ。《狡猾な願い/Cunning Wish》で《一瞬の平和》を持ってきて即打ちする藤平。またもやダメージは通らない。そして次のターンも。このままだとクリーチャーたちを無駄死にさせないために。第二メインフェーズにあらたな《象の導き》を《幻影のケンタウロス》へ。
続く藤平のターン。ドローで一瞬。ほんの一瞬手が止まった。「やった!」という心の喝采が聞こえたかのようだった。ようやく引き当てた《ミラーリ/Mirari》が場へ送り出された。
もはや一国の猶予もならない。とりあえず生物で殴り、《一瞬の平和》をフラッシュバックさせる。さっさとケリをつけよう。
だが。続く攻撃は《狡猾な願い》で《狡猾な願い》と《翼の破片/Wing Shards》を持ってきて、ストーム 2 の《翼の破片》で 2 体のクリーチャーは亜空間へ。象トークンが戦場へ。
その象トークン 2 体は、返すターンに《神の怒り》でお亡くなり。《幻影のケンタウロス》 2 号機を追加するものの、すでに《狡猾な願い》エンジンを手にしている藤平は、あらたなインスタントとしてサイドボードから《新たな信仰/Renewed Faith》を入手。
向後「投了していいスか?」
藤平 1-0 向後





!! すずけん [権利放棄できるの知らなかった・・・ (大丈夫か、ジャッジ!?)]
!! みやけん [一番えらい人が知っていれば大丈夫でしょう。たぶん、きっと。]