マスターズは今シーズン限りか?
[2003/02/27]
2003-2004 シーズンから、マスターズシリーズの賞金制度が変更になるようです。
現在年 4 回開催されているマスターズは、それぞれのトーナメント上位者に賞金が与えられています。金額設定はバイプッシュで、一回当たりの賞金総額は約 $150,000。優勝賞金は、個人戦が $25,000、チーム戦が $60,000 に設定されています。一人が何度も勝てば、獲得賞金は青天井でした。
来シーズンは、4 回分の賞金額に $35,000 増額した総額 $635,000 が、Player of the Year 上位 1 位〜 50 位までに与えられます。総額は増えていますが、1 位の賞金は $20,000 と減額になっています。まあ、Player of the Year に輝いたということは、プロツアーで優勝していたり、翌シーズンの旅費が免除になっていたりと、特典はいろいろあるわけですが。
では、年 4 回行なわれていたそれぞれのマスターズトーナメントは、いったいどうなるのでしょうか? プレスリリースには一切書かれていませんが、おそらくトーナメント自体が廃止になるのではないでしょうか。イベント会場を一日余分に確保したり、トーナメントのスケジュールが押したりといったデメリットを減らすことができるわけで、結果としては賞金総額を増やしても、経費の削減につながるでしょうし。
ほとんどのプロプレイヤーにとっては、シーズン終了時にもらえるボーナスが増えたわけで、嬉しい知らせでしょう。もっとも、一部の超強豪プレイヤー的には、もらえる賞金が減ったよ!ということになるのでしょうが。
2003各選手権日程決定
[2003/02/27]
Road to Worlds ――目指せベルリン。2003 年の世界選手権へ続く国内選手権の日程がすべて決定しました。
4/6 の北海道・中国・九州から始まり、4/13 東北・北陸、4/20 東海、4/27 甲信越、4/29 近畿、5/3 四国、そして最後が 5/11 の関東と、10 地区 7 日間に渡って熱い戦いが繰り広げられます。
6/20 〜 22 に開催される日本選手権に出るためには、各地区選手権のいずれかで権利を獲得するか、前日 6/19 に開催される 12 回のオープン予選のいずれかで権利を獲得しなればいけません。例年同様レーティング枠もありますが、たいていの人にとっては、地区選手権で勝ち抜くことが本戦への近道となります。
あと一ヶ月もすれば、スタンダードの季節がやってきます。みなさん得意のデッキに磨きをかけておきましょう!
当サイトでは、今年もこのシーズンを最後まで追いかけますので、情報提供のご協力をお願いいたします。
プロツアー横浜仙台予選結果
[2003/03/02]
3/1〜2 に開催された仙台予選には、横浜へ行きたい多くの猛者が集まったようです。地元はもちろんのこと、遠く関東からも。
仙台の二枠を獲得したのは、どちらも遠征組でした。赤白をドラフトした中野史樹(栃木)と黒緑をドラフトした中島主税(東京)が、地元東北勢を蹴散らして遠征を成功におさめたのでした。
併設されたグランプリ京都トライアルでは、荒堀和明(東京)が Bye 3 を獲得しました。
プロツアー横浜札幌予選結果
[2003/03/03]
仙台予選と同日程で開催された札幌予選でも関東あたりからの遠征組がちらほら見かけられたようです。予選は、参加者 54 人によるスイスラウンド 6 回戦でした。
決勝ブースタードラフトを経てプロツアーの権利を獲得したのは、和田直哉と服部啓太郎。どちらも地元札幌のプレイヤーでした。
日曜日に開催されたグランプリ京都トライアルは、杉木貴文(神奈川)が Bye 3 を獲得しました。
プロツアー横浜大阪二次予選結果
[2003/03/03]
3/1〜2 は、札幌・仙台・大阪と 3 地区で同時にプロツアー予選が開催される当たりな週末でした。参加者にとっても、どの予選を選ぶか頭を悩ませたことでしょう。
西日本勢にとっては唯一の選択肢ともいえる大阪予選は、参加者 122 人によるスイス 7 回戦という大盛況となりました。この厳しい予選を通過したのは、青赤をドラフトした長隆幸(石川)と白黒をドラフトした藤田剛史(大阪)でした。
プロツアー横浜福岡予選結果
[2003/03/09]
3/8〜9 は、PTQ 横浜祭りの第二段。松本・名古屋・福岡の 3 地区で同時に予選が開催されました。
最近参加者が減少気味だった福岡予選は、参加人数 74 人と大盛況といってもいいイベントになったようです。この人気予選で権利を獲得したのは、青赤をドラフトした塩飽剛(広島)と、白緑をドラフトした梅野健吾(福岡)でした。
プロツアー横浜名古屋予選結果
[2003/03/09]
3/8〜9 に開催された名古屋予選は、各地から参加者が集まり、133 人によるスイス 8 回戦という長丁場で過酷なイベントになりました。
この厳しい予選を通過して権利を獲得したのは、緑黒をドラフトした大坪裕二(愛知)と、赤青をドラフトした吉川祐輔(京都)でした。Congarts!
プロツアー横浜松本予選結果
[2003/03/10]
3/8 に開催された松本予選は、まるで冬の長野に 49 人が集まり、たった一つのキップを賭けて戦いを繰り広げました。まるで東京予選と間違わんばかりに首都圏勢が参加していたという話です。
この予選を通過したのは、赤緑をドラフトした藤田憲一(東京)でした。
Today's Pickup: 20030310
リミテッド
- Limited Resources - レギオン後の世界 by 平林和哉 (サイドボードオンライン)
- Legions Limited Card Review #2 by 黒田正城&森田雅彦 (サイドボードオンライン)
- オンスロート・リミテッドレビュー :ウィザード by Gary Wise (サイドボードオンライン)
- オンスロートリミテッドレヴュー:ゾンビ by Gary Wise (サイドボードオンライン)
- My Private TOP8 : ドラフトでのレギオン・アンコモン by 岡本尋 (サイドボードオンライン)
- Wise Words: Black by Gary Wise (Sideboard Online)
- Onslaught Limited Review: Beasts by Gary Wise (Sideboard Online)
- Rising Stock in the Elf Tribe by Mike Flores (Sideboard Online)
- What I've Learned: Legions in Limited by Nicolai Herzog (Brainburst.com)
- Back to Basics: Sealed Deck Construction #3 by Ray Moore (Brainburst.com)
- Over My Shoulder by Paul Sottosanti (Magic Online)
- Onslaught-Legions Draft: The Priorities by Jeff Meyerson (Team Academy)
Magic Online で世界選手権予選を開催
[2003/03/11]
世界選手権なんて、高嶺の花。雲の上の存在。Magic Online でいくら頑張ったところで、リアル世界には関係ないし。なんて考えていたオンラインプレイヤーにとっては、とんでもないビッグニュースといえるでしょう。
日本選手権で日本代表になるか、プロプレイヤーにしか与えられていない世界選手権へ参加権が、Magic Online のプレイヤーにも与えられることになりました。対象となるのは、世界選手権予選を勝ち上がったプレイヤーで、ベルリンまでの航空券がセットでプレゼントされます。
気になる日程ですが、4/25、26 にオープン予選(参加費は $10)が開催され、それぞれの予選上位 16 人 が 27 日に開催される世界選手権予選に参加することができます。27 日の世界選手権予選で優勝したオンラインプレイヤーが、リアル世界の世界選手権への出場権を獲得します。フォーマットはどちらもスタンダードです。
今年は、地区選手権に負けてもまだ諦めてはいけません。Magic Online がキミのあらたなチャレンジの場所になるのだから。Never give up! Get a chance!
_ MAGIC DAILY NEWS:Magic Online で世界選手権に行こう 昨年とつぜん開催が発表されてお祭り騒ぎだった Magic Online で..
出場停止プレイヤー続出
[2003/03/11]
新しい Suspended DCI Members が発表になりました。ずらずらと一挙に 8 人がリストアップ。先日のグランプリボストンの行為が審議中であった二人もリストに名を連ねています。
Nick Eisel は、シールド戦にカードを持ち込んだ罪で、Trey Van Cleave は、ドラフト中にのぞき見してしまった罪により、それぞれ 3 年の出場停止処分が言い渡されました。言い分はいろいろあったにせよ、黒と判断されたわけですね。持ち込み常習犯と疑われていたり、そもそもサイドボードの証拠写真から始まっていたりで、白になる可能性は薄かったような気もしますが。
不正には、断固として戦う。DCI の姿勢には共感を抱きますし、微力ながら自分もお手伝いできればと思います。
Today's Pickup: 20030311
スタンダード
- RG Beats: Matchup Analysis vs. Psychatog by Zvi Mowshowitz (Brainburst.com)
「俺が使うならステロイドかサイカトグだね」という Kai Budde の記事があります。じゃあいったいどっちがイイのよ? とステロイド方面からばっさりと。最近 Zvi が書いている対戦戦術系の連載記事です。
- U/G Madness vs. Psychatog by Darren Moscatelli (mtgplanet.com)
そして、こちらはマッドネスとサイカトグ。
日本語版の定価値下げ決定
[2003/03/12]
日本語版の定価が、5/24 発売の「スカージ」から改定されることになりました。今まで高い高いと言われて敬遠されてきた日本語版ですが、これはよいニュースと受け取っておきましょう。
気になる新定価ですが、ブースターが 500 円 → 420 円、テーマデッキ(おそらくトーナメントパックも)が 1580 円 → 1280 円となります。
トーナメントパックは高すぎたきらいがありますからね。この値下げ幅は歓迎です。土地なんて最初のいくらか以外はいらないようなもんですし。ブースターの実売価格は 30 円ほど下がるのではないかと噂されていますが、個人的には 1000 円でドラフトができる価格帯まで下がってくれることを希望したいですね。国内で一番売れているカードゲームって、ホントに安いですからねえ。
夏に発売される第 8 版での挑戦に期待しておきましょうか。
Magic Online で参加費無料の大トーナメント開催
[2003/03/12]
次々と魅せてくれます。昨日お伝えした世界選手権予選だけでもおなかいっぱいだというのに。来週末 22 日に開催するスタンダードは、参加費無料で賞品がっぽりなイベントになるようです。上位 512 位までに賞品が出て、そこから上は倍プッシュ。優勝者には 2 箱分 72 パックというから、太っ腹です。
「最高 4096 人。少なくとも 800 人は参加して欲しい」ということからも、このイベントがオンラインでの大人数イベントの実施テストということがうかがえます。ターゲットはオンライングランプリ、といったところでしょうか。
週末に暇している人は、ぜひレギオン入りのスタンダードを用意して、大量パックゲットキャンペーンに参戦してみては?
Today's Pickup: 20030312
リミテッド
- Limited Resources - オンスロートリミテッド・アーキタイプ総括 by 平林和哉 (サイドボードオンライン)
オンスロートのみのドラフトにおける、強力アーキタイプのまとめ。次回はレギオン参入後のアーキタイプについてということです。
- Wise Words: 赤 by Gary Wise (サイドボードオンライン)
オンスロートのカードランク、赤編。
- How To Turn Three Legions Packs And Fourteen Tickets Into Fourteen Legions Packs And 160 Rating Points: The Stinger Archetype by Krishan Leong (StarCityGames.Com)
レギオン祭りに開催されていたレギオン 3 パックドラフトで、レギオン 14 パックとレーティング 160 点稼ぎましたよというお話。彼は常に青白をドラフトして、8-4-8-8 と稼いだとか。《ダールのとげ刺し/Daru Stinger》をたくさん集めるのが、勝負のカギだったみたいです。
認定ジャッジの更新手続きについて
[2003/03/14]
2002年以前に認定を受けたジャッジの更新手続きの期限が今月末に迫っています。今後も認定ジャッジとして活動するつもりの方は、必ず更新手続きをする必要があります。
以下、日本のジャッジ向けに Wizards of the Coast のロン・フォスター氏が書かれた文章を引用します。
お世話になります。ロン@ウィザーズです。
2002以前、認定資格を得ているジャッジは、今月いっぱい更新(というか、資格維持)の旨を認定コーディネーター(James Lee が務めた役)に伝えないと、資格は自動的に無効になってしまいます。
資格更新の手続きは簡単です。dcijudge@wizards.com まで、お名前、ご住所、現在のレベル、そして連絡先(電話番号)を送れば結構です。件名を「Judge Renewal」に、文頭に、「I wish to renew my judge certification for 2003.」を入れればOK。
もし知り合いのジャッジの中にメールが使えないものがいるなら、代わりに連絡しても構いません。
なお、この文を他のサイトやメールリストに転送することを許可します。(てゆか、できるだけ多くの人に見てもらえるため、転送して頂きたいと思います。)
そういうわけで、これからもバリバリやるつもりの方は、さっさと更新手続きをしましょう(オレ含む)。
日本選手権詳細決定
[2003/03/14]
日本選手権の詳細が決定しました。今年も池袋サンシャインシティで 3 日開催となった選手権ですが、例年と違う変り種があります。
金曜日、スタンダードを 3 ラウンド戦ったのち、ロチェスタードラフト(オンスロート、レギオン、スカージ)を 3 ラウンド。翌土曜日、ふたたびロチェスタードラフトを 3 ラウンド戦ったのち、スタンダードを 3 ラウンド。以上スイスラウンド 12 回戦の上位 8 名が、日曜日の決勝トーナメントへと駒を進めます。
日曜日の決勝シングルエリミネーションは、時間無制限 3 本先取のスタンダード。これによって、今年の日本代表が決定します。
ロチェスタードラフトを中央に配したことによって、腕の差が如実に現れることになりました。ドラフトの練習時間を設けることもお忘れなく。
Today's Pickup: 20030314
リミテッド
- Wise Words: Blue by Gary Wise (Sideboard Online)
オンスロート・リミテッドレビュー:青編。
- Sealed Deck Exercise #3 - The Solution by Ray Moore (Brainburst.com)
オンスロート+レギオンのシールドで、同じパックを渡したらプロたちはそれぞれどんなデッキを組むかという実験。
プロツアー横浜宇都宮予選結果
[2003/03/16]
3/15〜16 に開催された宇都宮予選は、86人の参加者が集まりました。わずかに一つの権利を巡って、熾烈な戦いが繰り広げられました。
スイス 7 回戦+決勝ラウンドの末に権利を獲得したのは、赤白をドラフトした地元栃木の高野昌之でした。
P.S.2 が Masters Venice 決勝に進出
[2003/03/21]
イタリアはベニスで行われているプロツアー&マスターズ。事実上最後のチームマスターズには、日本からはおなじみ Panzer Hunter (石田格・安藤玲二・百瀬和之)と、P.S.2 (黒田正城・森田雅彦・森勝洋)が参戦していました。
Panzer Hunter は、宿敵 Phoenix Foundation を倒して準決勝へ進出、P.S.2 もきっちり勝ち上がり、準決勝は日本人チーム同士の対決となりました。世界最高クラスのイベントで、日本人同士が決勝をかけて戦う夢のマッチ……にしては、和気あいあいとしたマネドラっぽかったようです。
この準決勝は、P.S.2 が制して、日曜日のテレビマッチへ進出することになりました。Panzer Hunter が果たせなかった夢を、マスターズチャンピオンを目指せ! Congrats and good luck, P.S.2!
鹿島彰浩がプロツアーベニス決勝に進出
[2003/03/23]
鹿島彰浩。埼玉在住の大学生。身内からは「身内斬りの鹿島」として恐れられている男。出る大会でいつも、身内を叩き落して行くことから、仲間が愛情を込めてそう呼ばれているとか。
その鹿島が、初めて参加したプロツアーがベニス。この初の大舞台で、見事にプロツアーの日曜日に進んだ二人目の日本人となったのです! 鹿島らが作り上げた白黒緑コントロールというオリジナルデッキは、世界中のプロプレイヤーたちが絶賛するすばらしいものでした。調整仲間たちとの研鑚の賜物といえます。
P.S.2. と鹿島。二つの決勝ラウンドは、どちらも日本人が席に着くことになりました。彼らの栄光と、すばらしい結末を期待して、日曜日の夜を待とうではありませんか。Congrats!
プロツアー横浜東京四次予選結果
[2003/03/23]
209 人参加という過酷な予選を勝ち抜いた 8 人によるプレイオフは、《刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing》、《暴動/Insurrection》、《岩片の精霊/Rockshard Elemental》、《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》と、パワーカードが目白押しとなりました。できあがったデッキを見ても、「レアがぎゅっと引き締める」といった形容がピタリとはまっていました。
このドラフトを勝ちあがり権利を獲得したのは、フィニッシュブローの《暴動》でゲームをもぎ取ってきた樽元気と、今シーズン 3 度目の決勝進出を決めた山崎雄毅の神奈川勢コンビでした。東京二次、宇都宮と 2 回も決勝で涙を飲んだ山崎にとっては、まさに三度目の正直――。
鹿島祭り支援記事
[2003/03/23]
私が某所で PTQ のお仕事をしている間に、イタリアでは大変なことになっていました。日本人二人目の日曜日進出者である鹿島(仮名)クンを応援する記事が Peak Magic 宛に届きましたが、残念ながら今晩は更新することができません。
ということで、取り急ぎこちらで掲載します。本家サイトには編集後追って乗せることにします*1。
- PTベニスTOP8:WGBコントロールができるまで by とどちゃま田中
*1 2003/03/28 本家サイトに掲載しました。
P.S.2 マスターズベニス優勝!
[2003/03/24]
ついに日本人が世界のトップに立ちました。P.S.2(黒田正城・森田雅彦・森勝洋)が 2020 との決勝戦を制して、最後のチームマスターズチャンピオンとなったのです。Congratulations!
プロツアー本戦の権利を持っていなかった黒田は、このマスターズのためだけにイタリアへ渡ったわけで、こうしてしっかり結果を残したのは見事としか言い様がありません。春からの新生活に向けて、良いはなむけになったことでしょう。
日本人二人目の決勝トーナメント進出を果たした鹿島彰浩や、他の素晴らしい成績を残した日本勢の結果と合わせてみると、イタリアという土地は日本勢にとって縁起の良い場所だったのかもしれませんね。

